診療科
薬剤課

薬剤課

薬剤課では、「安全で有効な薬物療法の実施」を目標に掲げ、医師、看護師らの医療スタッフと連携をはかり、チーム医療に貢献することを目的とした薬剤業務の展開をめざしています。


  • スタッフ
当院の薬剤課には薬剤師15名、事務1名が勤務しています。

調剤

調剤

医師の処方箋に基づき、入院患者さんの内服薬・外用薬・注射薬を作っています。処方された薬の量、飲み方、投与方法、相互作用、重複投与などをチェックし、疑問があれば医師に確認した後に調剤します。

当院では、患者さんの薬剤費負担を少しでも軽くするためにジェネリック医薬品を推奨しています。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同等の有効性と安全性を持ちながら、価格が安い事が特徴です。


注射薬の無菌調整

注射薬の無菌調整

高カロリー輸液は細菌の汚染を受けやすいため、無菌的に調整を行う必要があります。当院ではクリーンベンチという装置を使用し、高カロリー輸液の無菌調整を行っています。

抗がん剤は正常な細胞に対しても悪影響を及ぼすため、調製者の安全性を確保し、かつ無菌的な抗がん剤の調製を行うため安全キャビネットという装置を使用し、抗がん剤の無菌調整をおこなっています。


病棟業務

服薬指導

服薬指導では、病棟毎に配属された専任の薬剤師が、薬の飲み方、効果、副作用、注意すべき事などについてお話し、同時にきちんと服用できているか、副作用は出ていないか等確認しています。必要に応じて、ご家族の方や介護者の方に説明させていただく場合もあります。患者さんに薬の必要性をご理解いただいた上で服用いただけるよう心がけてお話させていただきます。


処方のチェック

用法用量、相互作用、内服薬と注射薬の重複はないか等を確認するほか、患者さんのご自宅での服用状況を確認させていただき、生活スタイルにあった、お薬や服用方法をご提案させていただきます。


薬歴の管理

説明させていただいた内容や医師、看護師と話し合った内容などを電子カルテに記載し、病院スタッフで情報を共有し病棟のチームとして治療にあたります。


DI(Drug Information)活動

副作用の収集

当院で発生した副作用の情報収集を行い、医師と薬剤師で定期的な検討を行っています。副作用防止に寄与できるよう発生した副作用は、厚生労働省に報告しています。


情報提供

厚生労働省・製薬会社より提供されたお薬に関する情報を収集、評価、管理、保管しています。収集した情報は整理して重要度に応じ、医師や看護師等の医療スタッフに迅速に提供しています。 毎月医薬品情報ニュース 「DI通信みさと」 を発行し、関連部署へ情報提供しているほか、医師、看護師、その他病院職員からの薬に関する質問に回答を行っています。


医薬品評価

新しく採用する薬の情報を収集し、より安全に使用できるように努力しています。メーカーが作成したパンフレット以外に、治験時の文献等を取り寄せ、同効薬との比較を行い、独自に評価資料を作成し、薬剤委員会(医薬品の採用、削除を審議する委員会)で検討を行っています。


その他の活動

  • 褥創対策委員会、NST(栄養サポートチーム)、感染対策委員会、医療安全推進者会議、PCT(緩和ケアチーム)等に参加し、チーム医療に貢献しています。

  • 研修
新人研修、中堅研修、役職者研修、管理研修を実施しています。
また、院内学習会等での発表や、認定薬剤師取得をめざし各種学会への参加を推進しています。

  • 学生実務実習

薬学生の臨床現場での知識、技能、態度などを身につけるための実習を行っています。


他医療機関(保険薬局を含む)や他職種との連携を強めて、地域医療に貢献する中核病院の薬剤課として更なる発展などを追求していきます。


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