理念
病院憲章に謳われている医療の主人公である患者さんとの共同の透析治療をめざします。
安全で無理のない透析を心がけ、患者さんのQOLを大切にします。
施設概要
健和会透析部門は1983年11月開院直後から5床の入院透析部門から出発しました。
現在、法人としてみさと健和クリニック外来透析センター65床(1991年2月開設)と足立区柳原腎クリニック48床(1995年2月開設)、みさと健和病院入院透析室10床(1983年11月開設)、みさと健和病院外来透析室8床(2009年10月開設)を有する施設規模に発展しています。
同時に持続性携行式腹膜透析導入も行い、現在みさと健和クリニックと柳原腎クリニックで計10数名の外来管理を行っています。
みさと健和クリニック外来透析センターは、2003年3月より病院と連動した電子カルテシステムを導入し、併せて中央監視システムを採用し、安全な透析管理体制を強化しております。
特徴
外来透析患者は279名(HD271名、HD+CAPD併用2名、CAPD6名)となり全国の動向と同様に高齢化と糖尿病性腎症の増加が特徴です。
腎透析科では以下の3点に重点をおき診療に携わっています。
CKD保存期から透析導入まで一貫した治療を提供します
原疾患を問わず慢性腎臓病CKD保存期の治療を他職種(看護、栄養課、検査、薬剤師、MSW)と連携しながら行い、年6回の保存期患者向けの学習会そらまめ教室を実施しています。定期的に蓄尿検査を施行し、蛋白、塩分制限について食事療法の評価を行い腎不全の進行防止に努めています。同時に腎臓専門外来と糖尿病外来が日常的に連携しながら診療を行っています。糖尿病透析予防指導管理についても取組みを開始しています。
また、高度蛋白尿や全身浮腫を伴うネフローゼ症候群や急速進行性腎炎についても泌尿器科の協力でエコー下腎生検を施行し積極的に治療を行っています。
安全で透析効率を考えた透析治療を提供します
看護師、臨床工学技士、栄養士と協力し週1回の回診を実施し透析効率の評価、DWの調整、腎性貧血やP、Ca代謝の管理を行っています。
また、透析中の血圧低下は長期透析合併症の防止のためにオンラインHDFを施行しています。
循環器グループの協力で心臓病変評価として心臓カテーテル検査や内シャントの経皮的血管形成術を積極的に施行しています。
入院透析は維持透析患者の急性増悪から急性腎不全、急性心不全の血液浄化や持続性血液ろ過透析(CHDF)、敗血症性ショックに対するエンドトキシン吸着など幅広く行っています。
同時に劇症肝炎や膠原病に対する血漿交換や閉塞性動脈硬化症に対するLDL吸着も行っています。
また透析患者の高齢化に伴い維持透析を困難にする認知障害を有する患者も増え(2014年当院約20%で糖尿病性腎症が2/3を占める)送迎にとどまらず、協議会グループの介護施設と連携しながら在宅での維持透析をできるだけ継続できるようにサポートしています。
当院リハビリ課の協力で転倒防止のための腎臓リハビリを実施しています。
透析前体操、透析中のストレッチなど積極的に取り組んでいます。
血液透析診療体制
- 月水金:午前、午後、夜間透析
- 火木土:午前、午後透析
- 腹膜透析:木曜午後診療
透析関連の主な連携施設
- 柳原病院
- 都立駒込病院
- 東葛クリニック病院
- 西新井病院
- 大塚クリニック
- 虎ノ門病院分院
- 柳原腎クリニック
- 新葛飾病院
- みさと協立病院
- 代々木山下クリニック
- おくつ整形外科クリニック
腎臓専門外来
水・木の午前、月・金の午後:みさと健和クリニック【内科外来】
CAPD外来
木曜午前:みさと健和クリニック【透析センター】
- 2019年度
- 2018年度
- 2017年度
- 2018年度
- 2017年度
- 東京大学
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本腎臓学会 認定専門医
- 北海道大学
- 日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・指導医
- 日本糖尿病学会 糖尿病専門医
- 日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医・指導医
- 日本内科学会 総合内科専門医・内科指導医
- 獨協医科大学