診療科
緩和ケア科

緩和ケア病棟

緩和ケア病棟の概要

主にがんの痛みや、それ以外に吐き気、食欲不振、不眠、息苦しさ、心の辛さなどが少しでも緩和されるように支援する病棟となっています。同時に、ご家族へのケアもできる限り行っています。また、在宅医療や福祉サービスを利用しながら在宅療養されていらっしゃる場合で、家庭の事情で一時的に短期間入院を希望される場合は、相談して受け入れることも行っています(レスパイト入院)。

辛い症状が緩和され、ご自宅に退院される場合は在宅療養を安心してできるように様々なサービスを利用して過ごせるように調整します。

病棟の特徴

一般病棟とは違い、なるべくご自宅にいるような雰囲気を心がけています。ボランティアが屋上庭園の花や芝生の手入れ、季節を感じさせる環境整備を行い、介護で疲れていらっしゃるご家族の方には、お茶のサービスを行っています。

不定期で、お琴、サックス、ハーモニカ、フルートなど生の演奏会を開催しています。


  • 病室:全室個室、テレビ、ミニ冷蔵庫、トイレつき

入院を希望される場合

まずは、電話でお問い合わせください。その際は、病名や病状、患者さんの意向などがわかっていることが望ましいです。その後に外来受診をし、入院目的・期間・在宅療養希望の有無などを患者さんやご家族も含めて相談し、入退棟委員会で検討します。

よくある質問

緩和ケア病棟にはどのくらいの時期から入院できますか?

この時期でなければいけないという取り決めはありません。手術や抗がん剤などの治療を行なうよりも、痛みなどの苦痛症状を緩和する治療を中心に行なうほうがよい時期であれば入院が可能です。また、抗がん剤の副作用が現れる時期は副作用の対処に治療があるので入院の受け入れをしていません。苦痛な症状がなくても、家族の介護が大変である場合やご自宅の所用で、1週間程度の入院(レスパイト入院)であれば可能です。

告知しないと入院できないのでしょうか?

病棟を説明する以上、患者さんが病気について知っているほうが病棟の機能を理解できると考えています。患者さんから病状について質問があった場合は、嘘を言わないということを原則としています。しかしながら、脳転移やせん妄なので理解力が低下している場合は、この限りではありません。

輸血や点滴などの治療はしないのでしょうか?

抗がん剤などのがんそのものに対する治療は行ないません。輸血をすることで症状が改善する可能性があれば行ないますが、医療費の問題で一般病棟に移動して行なう事や外来で行なう場合があります。必要に応じて、レントゲン撮影や血液検査は行ないます。

24時間のつきそいは必要でしょうか?

必ずしも付き添う必要はありませんが、 患者さんが望んだ場合や病状によっては、付き添いにご協力をお願いしています。また、自宅と病院を往復するのが大変であるとか急な場合に駆けつけるのに時間がかかる場合は付き添うことが可能です。病室に簡易ベッドを用意しています。

付き添った場合の家族の食事はどうしたらいいでしょうか?

院内の食堂や売店を利用することができます。

民間療法はしてもらえますか?

周囲の方に迷惑がかからないものであって、ご本人が望んだ場合に、ご家族がされるのであれば持参していただいても構いません。ただ、民間療法に一生懸命期待してしまうことでご本人に負担がかかるようであればお勧めしません。

緩和ケア病棟に入院するために予約が必要ですか?

当院では先の入院を予約でということはあまり多くありません。まずは外来診察を受けてもらって、病棟についての様子や可能な症状緩和や療養環境についてお伝えして、辛い症状がひどくて家にいられないようであれば長くお待たせすることなく入院できます。現在はそうでもないけれども、呼吸が苦しいなどの急な病状の悪化などの際に入院したいという場合も、外来診察を受けていただいてそれに備えます。

緩和ケア病棟に入院するためにはどのくらい待つのでしょうか?

当院では、あらかじめ入院予約というシステムではありません。外来受診、面接などを通じて検討していますので、開設してから平均数日で受け入れしているような状況です。

入院費用の支払いに介護保険は使えますか?

使えません。緩和ケア病棟は医療機関ですので医療保険の対象になります。

入院費はどのくらいかかりますか?

当院では差額ベット代をいただいておりません。一般診療にかかる自己負担になりますが、詳細については医事課へご相談下さい。

在宅緩和ケアとは何ですか?

緩和ケア病棟に入院するのではなく、医師や訪問看護師などが自宅に訪問し、患者さんの苦痛症状を和らげたり、精神的支援や環境の整備を行なったりするケアです。

緩和ケアを受けるための条件はありますか?

まず、患者さんとご家族が在宅緩和ケアを希望していることです。また、患者さん自身が病名や病状を正しく理解されていることが望ましいです。

在宅緩和ケアを受けるためにはどこに相談すればよいですか?

まずは、通院中の医療機関の主治医または医療相談室にご相談ください。

かかりつけ医がいない場合は、在宅緩和ケアを行なっている診療所や訪問看護ステーション、緩和ケア病棟にお問い合わせください。 都道府県によっては、在宅緩和ケア支援センターが設置されている自治体もあり、多くは病院に委託して、相談や支援活動を行っています。詳しくは行政窓口にお問い合わせ下さい。

在宅で介護保険制度は利用できますか?

利用できます。 65歳以上の第1号被保険者の場合は、がん疾患であっても、要介護認定を受け、要支援から要介護5までの状態に認定されれば、介護保険サービスが受けられます。 また、2006年4月から「がん疾患で、医師が医学的知見に基づき回復の見込みがない状態に至ったと認められるものに限る」という条件がつきますが、 介護保険制度の特定疾病に加えられたので、40歳~64歳の第2号被保険者でも利用できます。

在宅緩和ケアを受けたら、必ず最期の看取りまで、自宅で行う必要がありますか?

いいえ、できる限り在宅で過ごしていただきながら、患者さんやご家族の状況によって、在宅療養が困難になった場合には、緩和ケア病棟や一般病棟に入院ができます。 在宅緩和ケアを行っている診療所等は、入院のできる支援病院と連携しています。


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